庭の草刈りに悩んでいる方へ!刈払機の選び方をご紹介します
刈払機は、その用途によって様々な種類があります。
例えば、自宅の庭を手入れするだけの小型のものから、
広範囲を刈ることができる大型のものまで存在します。
また、動力源にも違いがあり、電動式やガソリンエンジン式などがあります。
さらに、手持ちのものから背負い式まであります。
刈払い機には、使用する刃の種類にもバリエーションがあります。
主な刃の種類としては、チップソー、ナイロンロード、金属刃、樹脂刃などがあります。
これらの刃は、草地を刈るだけでなく、小枝や雑草を除去する際にも使われます。
つまり、刈払い機は非常に多機能であり、
庭や広い敷地の手入れを効率的に行うための便利な道具となっています。
用途や環境に応じて、適切な刈払い機を選ぶことが重要です。
目次
刈払機のサイズ
一般的に、刈払機は以下のようなサイズに分類されます。
小型刈払機
自宅の庭や小さな敷地向けのコンパクトなモデルです。
軽量で使いやすく、手持ち式のものが多いです。
主に電動式が一般的です。
中型刈払機
より広い敷地を手入れするために使用される
モデルです。
排気量が20~30cm³のモデルが一般です。
大型刈払機
商業や農業などの広範囲の草地を管理するための強力なモデルです。
排気量が30cm³以上のものです。
基本的に手持ちですが、重量があるので
背負い式の物があります
電動式とエンジン式の違い
電動式刈払り機
電動式刈払り機は、バッテリー式のものがほとんどです。
充電式のバッテリーを動力源として使用する草刈り機です。
自由な移動が可能でありながら、同様に騒音や排気ガスを気にする必要がありません。
以下にバッテリー式草刈り機の特徴と利点を解説します。
良い点
-
環境に優しい
バッテリー式草刈り機は、ガソリンエンジンを使用しないため、
排気ガスや有害な物質の排出がなく、環境に優しいです。
近隣の空気や環境への負荷が少なく、エコフレンドリーな作業が可能です。 -
静音性
ガソリンエンジン式に比べて、バッテリー式草刈り機は動作時の騒音が低いです。
ようは静かに作業が出来るので、住宅街などの作業に向いている
近隣の住民や動物への騒音を最小限に抑えることができます。 -
簡単な始動
エンジン式のような引っ張るなどの手間のかかる始動作業が不要です。
バッテリーをセットしてスイッチを入れるだけで、簡単に起動できます。 -
メンテナンスが楽
エンジン式のような燃料やオイルの補給が不要であり、比較的メンテナンスが簡単です。
バッテリーの充電や定期的な点検が必要ですが、エンジン式よりも手間が少ないです。 -
持ち運びが楽
電動式であるため、バッテリー式の草刈り機は一般的に軽量で持ち運びが楽です。
作業中の移動や、保管時の取り扱いが容易です。
悪い点
-
作業時間
バッテリーの持続時間には限界があります。
充電が切れた場合、作業を中断してバッテリーを充電する必要があります。
広いエリアや厚い草を長時間刈り取る場合は、バッテリーの交換や充電時間に注意が必要です。 -
パワーの制限
ガソリンエンジン式に比べて、バッテリー式の草刈り機のパワーは限られています。
特に厚くて頑丈な草や雑草に対して、エンジン式ほどの刈り取り能力がないことがあります。 -
バッテリー
バッテリーは時間とともに劣化し、寿命があります。
バッテリーの寿命を考慮して、定期的な交換やメンテナンスが必要になる場合があります。 -
重量の増加
バッテリーを搭載しているため、一部のモデルでは重量が増加する場合があります。
長時間の作業や持ち運びにおいて、重さを感じることがあるかもしれません。 - 高負荷作業
夏場や厚い草での使用で草刈り機のモーターに高負荷がかかり、
過熱して自動的に停止することがあります。
過熱後は一定まで冷却しない限り再起動できない場合もあります。
バッテリー式草刈り機は、環境への配慮や静音性、簡単な始動、メンテナンスの容易さなどが
利点ですが、作業時間やパワーの制約があることにも注意が必要です。
各社、エンジン式と電動式を出しているところが多いので
個々のニーズに合わせて、利点と欠点を考慮して適切な草刈り機を選んでください。
エンジン式刈払り機
エエンジン式刈払い機は、ガソリンエンジンを動力源として使用する草刈り機です。
ガソリンを燃料として使用することで動作し、広範囲での作業が可能です。
良い点
-
高いパワーと刈り取り能力
ガソリンエンジンによる高いパワーで、厚い草や広範囲の刈り取りが効率的に行えます。 -
長時間作業が可能
ガソリンタンクの容量により作業時間が長く、充電の心配がありません。 -
耐久性が高い
頑丈な構造で耐久性があり、過酷な条件下でも頼りになる性能を持っています。
悪い点
-
騒音と振動
エンジンの動作による騒音と振動が大きく、近隣環境への配慮が必要です。
イヤーマフや保護メガネの使用が推奨されることもあります。 -
排気ガス
エンジンの使用により排気ガスが発生し、
空気や環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
エンジン式刈払い機は、高いパワーと刈り取り能力を持ち、
広い敷地や厚い草地などでの作業に優れた性能を発揮しますが、
騒音・振動や排気ガスに注意が必要な点があります。
使用環境や目的に応じて、適切な刈払い機を選ぶことが重要です。
ハンドルの種類
U字ハンドル
U字型のハンドルで、両側に握りやすい形状です。
バランスが取りやすく、広範囲の刈り取り作業に
適しています。
ループハンドル
ループ状のハンドルで、片側に取っ手があります。
片手で操作しやすく、草刈り機の操作性を
重視する場合に選ばれます。
2グリップ
2つのハンドルを備え、両手でしっかりと
握ることができます。
安定感があり、長時間の作業や重い草刈り作業に適しています。
これらのハンドルの種類は、使用者の好みや作業内容に応じて選択してください
刃の種類
刈払い機の刃の主な種類です。
チップソー
チップソーの刃は円盤状の形をしており、
回転運動によって草などを効果的に刈り取ります。
チップソーの刃は一般的にステンレス・鋼・アルミなどの金属で作られており、鉄ではやすりがけできないほど硬い素材です。そのため、ほぼどんな種類の草でも効率よく刈り取ることが可能です。
ナイロンロード
ナイロンロードは柔軟なナイロン製の刃で、草や雑草などを刈り取るために使用されます。
一般的な草刈りに適しており、草地の整備や草の伸びた場所の処理に使用されます。柔らかい素材を刈り取る際に適しています。
金属刃
金属刃は、硬質な金属製の刃で、厚い草や小枝、雑草などを刈り取るのに適しています。
ナイロンロードよりも頑丈で、草刈り機のパワフルな切断に対応します。耐久性が高く、多くの草刈り機に装着できる汎用的な刃です。
樹脂刃
樹脂刃はプラスチック製の刃で、小さな草や軽い雑草を刈り取るのに適しています。
軽量かつ安価なため、一般的な草刈り作業や庭の手入れに用いられます。ただし、厚い草や木質の素材には適していません。
これらの刃の種類は、刈り取る対象や作業内容によって選択されます。刃を交換可能なタイプの草刈り機では、刈り取る素材に応じて適切な刃を装着することで、より効率的な作業が可能となります。
プロ用と一般の違い
プロ用と一般用の刈払い機の違いです
-
パワーと性能
プロ用の刈払い機は高いパワーと優れた性能を持ち、厚い草や広範囲の刈り取りが可能です。一般用の刈払い機は、より軽量でパワーを抑えた設計であり、小規模な作業や軽い草刈りに適しています。 -
振動防止機能
プロ用の刈払い機には振動防止機能が搭載されており、
長時間の作業でも手や腕の疲れを軽減します。
一般用の刈払い機は、振動防止機能が限られていることが多いです。 -
排気量
プロ用の刈払い機は高い排気量を持ち、高いパワーを発揮します。
一般用の刈払い機は、排気量が小さく、よりエコノミカルな使用が可能です。 -
耐久性
プロ用の刈払い機は頑丈で耐久性が高く、過酷な作業環境にも対応します。
一般用の刈払い機は、より軽量で手軽に持ち運べる設計ですが、
耐久性は一般的に低い傾向があります。 -
価格
プロ用の刈払い機は高性能・耐久性を備えているため、価格が比較的高くなります。
一方、一般用の刈払い機は手軽な作業に適しており、よりリーズナブルな価格設定が一般的です。
これらの違いにより、プロ用の刈払い機は専門的な作業や大規模な草刈りに適しており、
一般用の刈払い機は家庭や小規模な庭の手入れに適しています。
適切な用途に応じて、適切な刈払い機を選ぶことが重要です。
おすすめ刈払機メーカー
共立(やまびこ)
多様なモデルが揃っており、用途や作業内容に合わせて選びやすいです。
エンジン式は高いパワーと耐久性があります。
共立は長年にわたり草刈機を提供しており、品質と信頼性が高いブランドとして知られています。
また、電動式刈払機では、ECHO(エコー)というブランドも展開し評判も良いです。
スチール(STIHL)
スチールはドイツのメーカーで、チェンソーでは世界トップの売り上げを誇り、
信頼性と実績のあるメーカーです。
ただし、STIHL製品は店頭のみで販売されていますので、
近くのスチールショップでご購入ください
スチールのホームページはコチラから
ゼノア(Zenoah)
ゼノアはエンジンが自慢の工具メーカーです。
主に2ストロークエンジンをメインに提供し、他社にはない圧倒的なパワーを誇ります。
その強力なパワーは、先端アタッチメントを換装することでチェーンソーや
他の用途にも活用できるほどです。
また、世界で初めて2サイクルエンジンでCO2排出規制をクリアした先駆的なメーカーでもあります。
マキタ(makita)
バッテリー式の電動工具をメインに製造しています。
自社製バッテリーの出力と持続力に対する信頼性です。
バッテリー式のイメージに対する不安を完全に払拭し、マキタ独自のバッテリーを使用することで、
高いパフォーマンスと耐久性を実現しています。
さらに、マキタのバッテリーは他の工具でも使いまわせるため、
既存のマキタユーザーには特に手放しでオススメできるメーカーです。
リョービ(Ryobi)
リョービの草刈機は家庭用としてよく見かける製品です。
丸みを帯びたデザインと黄色の本体が特徴的です。
家庭用ということで、性能が劣るかもしれませんが、驚くべきはその中身のシンプルさです。
部品数を減らすことで軽量化が実現され、燃費が良く、メンテナンスが容易で壊れにくいのが特徴です。長時間の作業にもオススメの草刈機と言えるでしょう。
その他の軽量小型でリーズナブルな刈払機
まとめ
刈払い機のサイズ
・小型刈払機:自宅の庭や小さな敷地向けのコンパクトなモデル
・中型刈払機:より広い敷地を手入れするために使用されるモデル
・大型刈払機:商業や農業などの広範囲の草地を管理するための強力なモデル
電動式とエンジン式の違い
ー電動式 ー
良い点
・環境に優しい:排気ガスや有害な物質の排出がなく、環境に優しい
・静音性:バッテリー式草刈り機は動作時の騒音が低いです。
・簡単な始動:エンジン式のような引っ張るなどの手間のかかる始動作業が不要です。
・メンテナンスが楽:比較的メンテナンスが簡単です。
・持ち運びが楽:バッテリー式の草刈り機は一般的に軽量で持ち運びが楽です。
悪い点
・作業時間:バッテリーの持続時間には限界があります。
・パワーの制限:エンジン式に比べて、バッテリー式の草刈り機のパワー不足です
・バッテリー:バッテリーは時間とともに劣化し、寿命があります。
・重量の増加:一部のモデルでは重量が増加する場合があります。
・高負荷作業:過負荷により自動的に停止することがある
ーエンジン式 ー
良い点
・高いパワーと刈り取り能力:高いパワーで、厚い草や広範囲の刈り取りが可能
・長時間作業が可能:作業時間が長く、充電の心配がありません
・耐久性が高い:頑丈な構造で耐久性があり、過酷な条件でも壊れにくい
悪い点
・騒音と振動:エンジンの動作による騒音と振動が大きいです
・排気ガス:エンジンの使用により排気ガスが発生することで、周囲に悪影響
ハンドルの種類
・U字ハンドル:U字型のハンドルで、両側に握りやすい形状
・ループハンドル:ループ状のハンドルで、片側に取っ手がある
・2グリップ:2つのハンドルを備え、両手でしっかりと握る
刃の種類
・チップソー:円盤状の形をしており、回転して草などを刈り取ります
・ナイロンロード:柔軟なナイロン製の刃で、草や雑草などを刈り取る
・金属刃:硬質な金属製の刃で、厚い草や小枝、雑草などを刈り取る
・樹脂刃:樹脂刃はプラスチック製の刃で、小さな草や軽い雑草を刈り取る
プロ用と一般の違い
・パワーと性能
プロ用の刈払機は高いパワーと優れた性能を持ち、太い草や広範囲の刈り取りが可能
・振動防止機能
プロ用の刈払い機には振動防止機能が搭載され、長時間の作業でも手や腕の疲れを軽減
・排気量
プロ用の刈払い機は高い排気量を持ち、高いパワーを発揮
・耐久性
プロ用の刈払い機は頑丈で耐久性が高く、過酷な作業環境にも対応
・価格
プロ用の刈払い機は高性能・耐久性を備えているため、価格が比較的高い
おすすめ刈払機メーカー
・共立(やまびこ)
・スチール(STIHL)
・ゼノア(Zenoah)
・マキタ(makita)
・リョービ(Ryobi)
刈払い機は草刈り作業に使用される機械で、庭や草地の整備に役立ちます。
電動式とエンジン式があり、電動式は軽量で手軽な作業に適しています。
エンジン式は高いパワーと刈り取り能力を持ち、広範囲や厚い草地に適しています。
刃の種類も多様で、草刈りから木材の伐採まで対応します。
使用目的や作業環境に応じて適切な刈払い機を選ぶことが重要です。
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