先日、娘と釣りに行った時に、根魚が結構釣れたので
今回は、根魚釣りについて少し書きます。

ロックフィッシュ(根魚)とは？

ロックフィッシュ、通称「根魚」は、主に海底の岩礁や海草の間に生息し、
縄張りからほとんど移動しない特徴的な魚です。
この魚の名前は、その姿勢がまるで木の根元部分に
じっと潜んでいるかのように見えることから、「根魚」と呼ばれています。

根魚は岩や海草の隙間に身を潜め、そこで待ち伏せる狩猟者として知られています。
その環境に溶け込むような鮮やかな模様や、岩の色に似せた体の色合いが、
彼らの生息地での生存戦略に貢献しています。

地域によってさまざまな種類が存在し、根魚はその美味しさや個性的な生態から、
釣り愛好者や食卓においても重要な存在となっています。
その独特な生態や見た目から、根魚は海の生態系において興味深い存在と言えるでしょう。

ロックフィッシュ(根魚)の種類

ロックフィッシュの中でも特に有名で代表的な種類をいくつかご紹介します。

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根魚が釣れる場所

根魚を釣る際に適した場所は、彼らが身を隠せる障害物が多い環境です。
主に漁港のテトラ帯や磯場などがその代表的な場所となります。
こうした場所では、根魚が捕食するためのエサとなる小魚や甲殻類が豊富に集まりやすくなります。

釣り手が根魚を狙う際に重要なのは、根魚が好みそうな障害物を見つけることです。
例えば、岩や草などの障害物がある場所は、根魚が潜むポテンシャルが高まります。
このようなエリアを見つけたら、周辺を注意深く探索してみると、
根魚の潜む場所や魅力的な釣りスポットを見つけることができるでしょう。
根魚釣りは熟考と注意深い観察が求められるため、釣り場の選定が極めて重要となります。

仕掛けと釣り方

テキサスリグは、ルアーを自然な動きで水中を誘いながら、絡まりにくくするための仕掛けです。

仕掛け①テキサスリグ

仕掛け②ビフテキ(ビーフリーテキサスリグ)

釣り方

釣りの手順:

1. キャスト
   ルアーを目標とするエリアにキャストします。
   ロックフィッシュがいそうな岩礁や障害物の周辺を狙うと効果的です。
2. フォール
   ルアーが水中に入ったら、少し待ってからフォールさせます。
   ロックフィッシュはルアーが水中で自然に動くのを見つけると反応することがあります。
3. リトリーブ
   スローリトリーブやジャークリトリーブなど、釣り場やターゲットの好みに合わせた
   リトリーブアクションを行います。
   テキサスリグやビフテキは底を取るため、底に触れるように意識しながらリトリーブします。
4. バイトとフッキング
   ルアーがバイト(食う)を感じたら、しっかりとフッキングを行います。
   フッキング後はロッドを引いて魚を引き寄せ、ランディングするまでのやり取りを行います。

アクションの種類

アクションとは、釣りで使われるワームと呼ばれるソフトルアーを操作する方法を指します。
ワームアクションにはさまざまなバリエーションがありますが、
ここではその中から代表的な10種類をご紹介いたします。

 

1. ただ巻き
　ワームを水中に投入した後、一定の速度でリールを巻き続ける方法です。
　特定のワームに適しています。

2. フォーリング
　ワームを水中に放り投げた後、自重でゆっくりと沈むままにする方法で、
　この際にバイトがあることがよくあります。

3. シェイキング
　ワームを水中に投入した後、ロッドを細かく振動させてワームを震わせる方法です。
　微細なアクションで魚の注意を引きます。

4. トゥイッチorジャーク
　ワームを水中に入れた後、ロッドを短く強く引いて
　激しいアクションを与える方法です。

5. リフト&フォール
　ワームを水中に投げた後、ロッドを上げてワームを浮かせ、
　その後自然に沈める方法です。

6.ズル引き
　ワームを水中に投入した後、
　リールをゆっくり巻きながらワームを海底に沿って引く方法です。

7.ホバスト
　ワームを水面近くで振動させる方法で、水面に浮いたり沈んだりします。

8. ミドスト
　ワームを中層で振動させる方法で、水中でフワフワと漂います。

9. ボトムパンプ
　ワームを海底で小さく跳ねさせる方法で、
　ワームがボトムを軽く叩く動きを生み出します。

10. ステイ（放置）
　ワームを水中に入れた後、何もせずにそのまま放置する方法で、
　自然な動きが魚に警戒心を与えません。

これらがワームアクションの代表的な種類です。
釣り場や状況によって適したアクションが変わりますので、
様々な方法を試してみることをお勧めします。
ワームアクションをマスターすれば、釣果が一段と向上することでしょう。

ロッドの選び方

ロックフィッシュ釣りにおすすめのタックルをご紹介します。

ロッドの種類

ロックフィッシュ釣りには、ベイトロッドとスピニングロッドのどちらかを使用することが一般的です。

【ベイトロッド】
重量級のルアーや太いラインに向いています。
パワフルなアクションと高い耐久性が特徴で、
ロックフィッシュの強い引きや重いルアー（シンカー）に対応しやすくなっています。

【スピニングロッド】
軽量級のルアーや細いライン、遠投に向いています。
ベイトロッドに比べてパワーは劣りますが、
バックラッシュなどのトラブルが少なく、操作が比較的容易です。
スピニングロッドは、ロックフィッシュ釣りへの初心者にもおすすめです。

どちらのロッドを選ぶかは、個人の好みや釣りのスタイルによって異なります。釣り場の状況やターゲットとなるロックフィッシュのサイズに合わせて、適切なロッドを選ぶことが重要です。

ロッドの長さ・硬さ

【ロッドの長さ】

陸っぱりでのロックフィッシュ釣りの一般的な長さ

ベイトロッド
7フィート前半〜7フィート後半の範囲が一般的です。

スピニングロッド
7フィート後半〜9フィート前半の範囲が一般的です。

ただし、これらは一般的な基準であり、各メーカーによってラインナップは異なる場合もあります。

ロッドの選択においては、自分の使用するシチュエーションを考慮することが重要です。
例えば、ロングキャストが必要な場合や足場が高い場所（根がある釣り場）では、
基準よりも長いロッドを選ぶことが適しています。
一方、足場が低い場所やボートでの釣りでは、基準よりも短いロッドを選ぶことが適しています。

自身の釣り環境や好みに合わせて、適切なロッドを選びましょう。また、メーカーごとに特徴や性能も異なるため、複数のメーカーやモデルを比較検討することもおすすめです。

【ロッドの硬さ(パワー)】
フィールドや対象魚、扱うルアーウェイトによってロックフィッシュロッドの選択は変わります。

• Hパワー
  磯釣りや50cm以上のアイナメやソイなどの大型魚をターゲットとする場合に適しています。
  最大50g程度のルアーウェイトを扱えます。
• MHパワー
  磯、堤防、波止などの釣り場でアイナメ、ソイ、ハタなどを対象とする場合に適しています。
  最大30〜40g程度のルアーウェイトを扱えます。
• Mパワー
  堤防、波止などの釣り場でカサゴ、アイナメ、キジハタなどを対象とする場合に適しています。
  最大30g程度のルアーウェイトを扱えます。

ただし、これらは一般的な目安であり、実際の釣り場や状況によって異なる場合もあります。
また、各メーカーによってもロッドの仕様やパワーラインナップは異なるため、
具体的な製品についてはメーカーの公式情報や専門店のアドバイスを
参考にすることをおすすめします。

ロックフィッシュ釣りは、ルアーウェイトに適合したロッドであれば、
シーバスロッドやバスロッドなど他のタイプのロッドで、代用することも可能です。

おすすめロッド

ロックフィッシュ釣りにおすすめのタックルになります

【ベイトロッド】

シマノ　ハードロッカー BB 
ロックフィッシュに対応すべく生まれたHARD ROCKER。HARD ROCKER BBは決してコスパだけを追い求めたロッドではない。真に求めたのは、宙層の釣りからボトムの釣りまで1本でこなす。

ベイトとスピニングの両方のラインナップがあります。

DAIWA 　ハードロック X 
マイルドでキャストしやすい。基本性能に優れたハードロックフィッシュロッド
高い感度で着底を感じ、根魚の潜むエリアをタイトにワームで探り、
ロックフィッシュがバイトすれば、魚が岩の隙間に逃げ込む隙を与えずに
強靭なバットで引き寄せるハードロックフィッシュ専用ロッド

ベイトとスピニングの両方のラインナップがあります。

【スピニングロッド】

アブガルシア　 ソルティーステージ  ロックフィッシュ
今までになかった8フィート台のロングレングスのスピニングモデルやボート専用モデルなど、
強力なラインナップ！セミマイクロガイドシステム搭載で、
ガイド重量を軽量化しつつシステムを組んだPEラインにも高次元で対応できるガイドスペック。従来のモデルより飛距離UPを可能としたKRコンセプトガイド搭載。コルク仕様で感度も抜群。

ベイトとスピニングの両方のラインナップがあります。

メジャークラフト 「三代目」クロステージ ハードロック
初中級アングラーが気軽に本格的なスペックを体感できる
最新テクノロジー「クロスフォース製法」も採用し、新たに開発されたブランクが、
より快適に、よりシャープになってアングラーを全力サポート。
握りやすい細身のグリップ形状が、快適なゲームを約束する。

ベイトとスピニングの両方のラインナップがあります。

おすすめリール

【ベイトリール】
底や縦方向の誘いがメインの釣りや、
根のあるフィールドでの釣りには、ベイトリールが最適です。
特にボトムバンプやリフト＆フォールの
テクニックを活かしたい場合、ベイトタックルが威力を発揮します。
ベイトリールは操作性が高く、強力な巻き上げトルクが特徴です。

【スピニングリール】
飛距離や軽量ルアーを使用する場合には、スピニングリールがおすすめです。
軽快なアクションと高い飛距離性能が特徴で、繊細な誘いやフィネスな釣りに向いています。
また、初心者にも扱いやすいのが魅力です。

どちらを選ぶかは、釣りの状況や個人の好みによります。
ベイトリールは力強さと精密な操作を求める場面で活躍し、
スピニングリールは繊細でキャストのしやすさが求められるシーンで頼りになります。
釣りの幅を広げるために、シチュエーションに合わせてリールを使い分けると良いでしょう。

【ベイトリール】

ダイワ　ベイトリール ブレイゾン 100HL
ハウジングにはアルミフレームを採用し、ハンドル側サイドプレートの材質にもアルミを用いることで、リーリング時のねじれに対する高い剛性を持ち、パワーロスの減少を実現することで巻き取り力の強さを発揮。クラスを超えた超々ジュラルミン製スプールの採用と、定評のあるマグフォース (インダクトローター固定式)を採用しバックラッシュに対する対応も充実。

シマノ　バスワン XT
ベイトリールに慣れない方にも取り組みやすいエントリーリールの定番
トラブルを抑止するブレーキ搭載、軽快なリーリングが特徴の、
オールラウンドに使えるバーサタイル性のあるモデル
塩ガミを抑止する機構　錆びを寄せ付けないベアリングを使用。
さらに防錆素材でシーリングしているため、快適な巻き心地が続く。

【スピニングリール】

シマノ　21 アルテグラ
マイクロモジュールギアⅡをはじめ 、ロングストロークスプール、サイレントドライブ、Xプロテクトなど上位機種から受け継いだ機構を惜しみなく搭載。巻き、キャスト、耐久性といった基本性能の大幅な向上により、今までの釣りを一つ上のステージへ引き上げてくれる

 

ダイワ　フリームス LT3000-XH
これ1台でソルト域から淡水まで幅広く網羅できるバーサタイルモデル。
よりタフに使いこめる3000ボディにより、流行のSLJ（スーパーライトジギング）にも完全対応。
巻取りの速さからルアーの回収速度が上がりテンポの良い釣りが可能に。

おすすめシンカー

シンカーにはさまざまな形状や重さの種類がありますし、それぞれの特性も異なります。
シンカーの形状や重さの選び方は、釣果に直結する重要なポイントです。
適切なシンカーを選ぶことで、ルアーのアクションや釣りの効果を最大限に引き出すことができます。

ジャングルジム　ビーンズ
ビフテキリグ専用に開発されたロックフィッシュシンカーです。
ティアドロップ形状を採用しており、迅速な沈下と遠投性能に優れています。
このシンカーはボトム攻略に最適な設計であり、一度手に取って実際に使用してみると
その効果を体感できます。

スタジオ100　タングステン バレットシンカー
タングステン素材を使用したロックフィッシュシンカーです。
球面と平面を組み合わせた特殊な形状を持ち、転がりにくく障害物の隙間に
入り込むことを防止します。
このシンカーはボトム感知能力に優れており、ボトム攻略には欠かせないアイテムです。
水底の状況を敏感に感知し、魚との接触や根掛かりを最小限に抑えることができます。

カツイチ　デコイシンカー・タイプバレット
タイプバレットの形状は、水中での抵抗を最小限に抑えるように設計されています。
そのため、素早く沈み込むことができ、ボトム攻略に効果的です。
底の状況を敏感に感知する能力に優れています。
タングステン素材を使用しており、高密度な素材で、コンパクトで重量感があるため、
遠投性能が向上し、正確なキャストが可能です。

おすすめオフセットフック

オフセットフックは、ワームのボディの中に針先が埋め込まれている特殊なフックです。
他のフックに比べて海藻や岩礁に引っかかる割合が非常に低く、根がかりを減らすことができます。

カツイチ　DECOY　キロフック WORM17
コスパに優れた定番のオフセットフックです。
その形状は基本を追求しており、ワイヤーの強度もビッグフィッシュにも負けません。
どんなシチュエーションでも使える万能なフックとして知られています。

ダイワ　バザーズワームフックSS
ワイドゲイプの「WOS」とナローの「SOS」の2種類が展開されており、
ワイドゲイプは太めのバルキーワームに、ナローは細身のワームに最適です。
このフックは、ラインスラックを取りながらスイープに合わせることで、
魚の口をしっかりと貫通させることができます。
ダイワのバザーズワームフックSSは、従来のオフセットフックとは
異なる独自の性能を持ち、釣果向上に貢献するアイテムです

さいごに

ロックフィッシュ釣りは、ワームとフック、シンカーのシンプルな
仕掛けで気軽に楽しむことができる釣り方です。
ヒットするとパワフルな引き味で根に突っ込んでいく激しいファイトが楽しめます。
また、釣りの楽しさだけでなく、ほとんどの魚がとても美味しいです。
釣った魚を調理し、美味しく頂くのも魅力の1つだと思います。
簡単な仕掛けで気軽に楽しめるロックフィッシュ釣りに挑戦してみてください。