【バックカントリー必携!】ビーコンの重要性と選び方、おすすめメーカー
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バックカントリーする上で、絶対に必要なアイテム”ビーコン”
最近、注目を集めているバックカントリー、しかしさまざまなアイテムが必要です。
例えば、ビーコン、スノーシュー、ビーコン、プローブ(ゾンデ棒)、スコップ、ストック、
そしてバックパックなどが必要です。
今回はそんなアイテムの中から、ビーコンを紹介します
私が実際に使用して良かったものから友人やネットの評判の高いものまでを紹介します。
◆簡単な自己紹介◆
私は、スノーボードのカメラマンとして10年以上の携わっており
オリンピックの選手や国内外で活躍する選手の姿を多く撮影してきました。
ライダーやメーカーやショップなど、スノーボード業界のさまざまな人たちと交流してきました。
また、二児の父親でもあるので、経験や知識をもとに、皆様に役立つ情報をお届けしたいと思います。
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目次
ビーコンとは?
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ビーコンは、バックカントリーでのスノーボーダ―やスキーヤーなどが
雪崩に巻き込まれた際に使用する装置です。
ビーコンは、被災者の位置を発信し、他の救助者のビーコンでそれを受信して
救出作業を効率的に行うのに役立ちます。
これは、雪崩に巻き込まれた人を見つけるための非常に重要な道具であり、
バックカントリーでの安全性を確保するために必要な三種の神器の一つです。
他にも、プローブ(ゾンデ棒)とスコップも含まれ、
これらが揃っていないとバックカントリーへの参加が許可されないほど、
安全確保に欠かせないアイテムとなっています。
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三種の神器
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バックカントリーでの「三種の神器」
雪崩時の救助に必要なビーコン、プローブ、スコップです。
ビーコン
雪崩に巻き込まれた仲間の位置を発信し、救出を効率的に行うための無線機器。
プローブ(ゾンデ棒)
地中の被災者を探すための伸縮可能な探査棒。
スコップ
雪崩で埋まった仲間を素早く救助するためのシャベル
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雪崩講習会
雪崩に遭遇しても、ビーコンやプローブなどの三種の神器を持っていても、
それらを正しく使用できなければ効果がありません。
雪崩に巻き込まれた場合、15分以内に救助されないと生存率が著しく低下します。
したがって、雪崩やバックカントリーでの正しい行動や知識を身につけるために、
雪崩講習会などで学ぶことを強くお勧めします。
以下の写真は、私が実際に参加した雪崩講習会の様子です。
講師は国際山岳ガイドの方で、弱層のテストから道具の正しい使い方、
実際にビーコンを埋めて探索する練習など、
バックカントリーで必要なスキルや知識を学ぶことができました。
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体験談
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プロのスノーボードライダーと一緒にバックカントリーでの撮影をしていた際、
ライダーが雪崩に巻き込まれるという事故が発生しました。
幸いなことに、板の一部が雪から出ており、
すぐに救助できたため、大事には至りませんでした。
雪崩講習会を受けていたおかげで、迅速な対応ができたと思います。
雪崩対策にこんなバックパックもあります
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ビーコンを選び方
ビーコンを選ぶ際のポイントを簡単に紹介します。
1. 検出性能
強力で正確な信号検出が重要です。最新のテクノロジーを備えたモデルが好ましいです。
2.使いやすさ
緊急時に迅速かつ確実な操作が求められます。
シンプルなデザインや使いやすいボタン配置が良いでしょう。
3.耐久性
過酷な環境に耐えられる堅牢な構造が必要です。
防水性や耐衝撃性があると良いです。
4.バッテリー寿命
長時間のバックカントリーアクティビティに耐える
長寿命バッテリーが望ましいです。
5.周波数と互換性
周波数帯域が地域に適しており、
他のビーコンとの互換性があることを確認しましょう。
6.価格とコストパフォーマンス
予算内で性能を満たすモデルを見つけましょう。
高価格帯のモデルが必ずしも必要とは限りません。
おすすめメーカーとビーコン
以下は、私や友人が使っている中で評判の良いビーコンを厳選して紹介します。
MAMMUT(マムート)
スイスのアウトドアブランドで、160年以上の歴史を持ちます。
ロープ作りを原点に、機能性と運動性能を追求した製品を開発しています。
特にアバランチビーコン「Barryvox」シリーズは、最大70mの捜索範囲と
使いやすいインターフェースで高い評価を得ています。
【MAMMUT】Barryvox バリーボックス 2710-00150
無駄を省き必要な機能だけを搭載した
3アンテナ式デジタルデバイスのBarryvox_は,簡単な操作で明確な指示を伝達します。
広範な受信帯域と70メートルに及ぶ効果的なサーチストリップに加え
シンプルなインターフェイスと直感的な操作が特長です。
さらに,読みやすいディスプレイや手袋をはめたままで操作可能なボタン
耐衝撃・耐破損性のハウジング
かつてないほどシンプルなビジュアルインターフェイスを備えた
Barryvox_は,優れた性能と高度かつ使いやすい捜索ガイダンスを提供します
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【MAMMUT】Barryvox S バリーボックスS
3本のアンテナを装備したデジタル/アナログ一体型デバイス。
新しいBarryvox_ Sは,広範な受信帯域と70メートルに及ぶ効果的なサーチストリップ
また大型で使いやすいインターフェイスと直感的な操作方法が特長です。
シンプルな操作コンセプトとスピーディかつ正確な捜索性能を
備えたSmart Search機能が明確な指示を提供。
Barryvox_ Sには,捜索される側の(つまり雪崩に巻き込まれた)
救助者を保護するためのRescue SEND機能が搭載されており
二次雪崩が発生した場合,デバイスは雪に埋もれた救助者の位置を特定するため
自動的にSENDに切り替わります。
また,Barryvox_ Sには救助者の捜索活動に役立つSmart Search機能も搭載されています。
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PIEPS (ピープス)
オーストリアに本社を置くPIEPSは、1967年創設のスノーセーフティーギア専門ブランドです。
スマートフォンで設定・管理できるビーコンや、ビーコンの電波をキャッチできるプローブなど、
最新のエレクトロニクスを駆使した製品を提供しています。
【PIEPS】プロ BT
60mの受信範囲、複数の埋没者に対応するマーク/スキャン機能、
自動調整で最適なアンテナを選択するオートアンテナスイッチ機能を備えた
プロフェッショナル(ガイド、レスキュー)対応のアバランチビーコン。
本体スイッチ部分はソフトタッチで操作性に優れます。
正常に機能するかをチェックするセルフチェック機能、不安定なビーコンシグナルを
識別するデジタルシグナルプロセッサーなど、プロBTは高い信頼性を誇ります。
Bluetoothによりスマートフォンで各種設定、ソフトウェアアップデート、
バッテリーの最適化が可能。
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【PIEPS】パウダー BT
60mの受信範囲と精度の高い3アンテナを備え、シンプルながら迅速かつ正確な捜索をサポートするバックカントリーフリーク向けのビーコン。本体スイッチ部分はソフトタッチで操作性に優れます。bluetoothによりスマートフォンで各種設定、ソフトウェアアップデート、バッテリーの最適化が可能。付属のハーネス型キャリングポーチによりすっきりと携帯でき、緊急時に素早く取り外すことができます。
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【PIEPS】DSP
DSPは世界初の3本アンテナで、距離と方向を 示すことで、電波カーブに沿って 素早く誘導し、
従来の1本アンテナよりも 捜索時間を劇的に短縮しました。
VECTORベクターはGPS機能を搭載する 全く新しいコンセプトにチャレンジしました。
捜索開始からGPSにより2点を捕捉することで
電波カーブの中心を素早く割り出して1直線に 誘導します。
受信前には、GPSが捜索軌跡を画面に表示することで 未捜索ゾーンを正確に認識できます。
広範囲に及ぶ雪崩捜索時にVECTORは 80mという世界一の受信範囲で
他のビーコンより広い範囲を 捜索することが可能です。
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旧モデルになりますが、私の使用しているビーコンです。
BLACK DIAMOND( ブラックダイアモンド)
アウトドアスポーツ用品の開発で知られるブランドで、ビーコン製品も提供しています。
例えば「Guide BT beacon」は、60mの捜索範囲と複数埋没者のマーク機能を備え、
Bluetooth機能での設定変更が可能です。
【BLACK DIAMOND】ガイドBT
60mの受信範囲、複数の埋没者に対応するマーク/スキャン機能、
自動調整で最適なアンテナを選択するオートアンテナスイッチ機能を備えた
プロフェッショナル(ガイド、レスキュー)対応のアバランチビーコン。
本体スイッチ部分はソフトタッチで操作性に優れます。
正常に機能するかをチェックするセルフチェック機能、
不安定なビーコンシグナルを識別するデジタルシグナルプロセッサーなど、
ガイドBTは高い信頼性を誇ります。
bluetoothによりスマートフォンで各種設定、ソフトウェアアップデート、
バッテリーの最適化が可能。
付属のハーネス型キャリングポーチによりすっきりと携帯でき、
緊急時に素早く取り外すことができます。
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【BLACK DIAMOND】リーコンLT
BD最小、最軽量の雪崩ビーコン。
バックカントリースキーやスノーボードのみならず、
装備を切りつめたい雪山登山、アルパインクライミングにもお勧めできます。
小さいながらも縦横の受信範囲が変わらない50mの円形受信範囲は、
シグナルサーチの受信漏れを軽減。
マークしても受信範囲が狭まらない最高水準の複数埋没マーク機能を搭載。
Bluetooth®でピープスアプリと接続すれば、各種設定変更やソフトウェアアップデート、
デバイスチェックをユーザー自身で行うことができます。
軽量シンプルなハーネスは素早く雪崩ビーコンを取り出すことができます。
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BCA
北米をリードするスノーセーフティ用具のメーカーで、
デジタルマルチアンテナビーコンの発明者です。
シンプルで使いやすい製品が特徴で、
特に「Tracker」シリーズは北米で広く使用されています。
このモデルよりもう少し古いモデルを以前、使っていました。
【BCA】トラッカー 3
誰もが認めるトラッカーの使いやすさを
小型パッケージでTRACKER3™は使いやすさと瞬時のリアルタイム表示を備えています。
小型に設計されたT3は、BCAの最小で最薄のビーコンです。
シグナルスープレッション(信号の抑制)モードとビッグピクチャー(大画面)モードにより、
重要な複数の埋没者を検索できます。
TRACKER3フリーマネージメント用のアップグレード可能なソフトウエアと
電子機器のパフォーマンステスト機能を装備。ハーネスとバッテリーが付属。
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ARVA(アルバ) / EVO5
フランスのブランドで、35年以上の経験を持つアバランチビーコンの専門メーカーです。
コンパクトながらも高性能な「Evo 5 Beacon」など、使いやすさと性能のバランスに
優れた製品を展開しています。
【ARVA】EVO5
コンパクトアバランチビーコン:EVO5は、ARVA製史上最小のアバランチビーコンです。
わずか11cm×7cmのサイズで、市場における最小のビーコンのひとつです。
重量もわずか170g、所持しているのを忘れる程軽量ですが、
緊急時のパフォーマンスの高さは折り紙付きです。
この小ささにも関わらず、このARVA最新のビーコンは大型モデルにも
引けを取らない性能を発揮します。 探索距離は50m幅、マーキング機能に加え、スマートフォンを始め他の電子機器との干渉管理にも優れています。
雪崩の際の発信モード自動復帰機能も備え、セキュリティは万全のレベルにあります。
またグループチェックとUターンインジケーターが、本機の使用をより簡単確実にしています。 「EVO5」は、直感的で簡潔な操作を可能にさせる
エルゴノミックデザインを念頭に開発されています。
3ポジションのスライダ、大画面およびマーキングボタンにより探索時の操作性が大幅に向上しました。
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まとめ
バックカントリーには、三種の神器があります。
ビーコン・プローブ・スコップ
様々なアイテムが必要ですが、その中でもビーコンはとても重要です。
バックカントリーに参加する際には、
これらの三種の神器を携帯することが求められます。
ビーコンとは?
雪崩に巻き込まれた際に、
被災者の位置を発信し、他の救助者との通信を可能にします。
これは雪崩に巻き込まれた仲間を素早く発見し、
救出作業を効率的に行うための無線機器です。
雪崩講習会
ビーコンやプローブの正しい使用法やバックカントリーでの
安全な行動を学ぶことが強く推奨されます。
実際の体験談からも、正しい知識が事故発生時に迅速な対応ができる
また、ビーコンの選び方についても検出性能や使いやすさ、耐久性、
バッテリー寿命、周波数と互換性、価格などを考慮することが重要です。
おすすめのビーコン
これらのアイテムを慎重に選びながら、
安全かつ楽しいバックカントリーアクティビティを楽しんでください。
おすすめビーコン
1 MAMMUT(マムート) / Barryvox バリーボックス 2710-00150
2 MAMMUT (マムート) / Barryvox S バリーボックスS
7 BLACK DIAMOND( ブラックダイアモンド)/ ガイドBT
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